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2020年5月14日 (木)

緑の砂漠 2

ある日「これからは 森づくりだ!」その様に直感が降りてきて

私がまず取り組んだのは 自分の山林(杉)での実践です。

その方法は 杉立木の強度間伐によって林内に太陽の光を呼び込むことで 

杉山を他の広葉樹や植物との共生の山(森)にすることです。

これは 「木を植える」森づくりではなく 「木(杉)を切る」森づくりです。

2000年 私は強度間伐した山(山の神がある)に記念に モミジやケヤキの広葉樹を

友人と一緒に植えて「森の復活祭」を行いました。 森づくりのスタートです。

そしてその後 私の森づくりは 何かに導かれるように急展開していきました。

 

まず 私は森づくりを通してダム建設反対運動に関心を持ちました。

当時、熊本では日本一の水質とも言われる川辺川で 

予算3000億円以上でダム建設工事が進められていました。

( 五木の子守歌の里 五木村が湖底に沈む )

このダム建設で国や土建業の建設派 と 自然を守りたい反対派が

激しく対立していました。

私は初めて反対運動の集会に参加した時 勇気を出して発言しました。

それは私の森づくりについてです。

「 川辺川ダム上流には 急斜面に広がる広大な杉山がありますが

この杉山を強度間伐して 杉と広葉樹の混交林の森にすれば 

山の保水力が増大し それはコンクリートダムに替わる 「緑のダム」になります。

それは 大雨時の洪水防止にもなります。」という意見です。

私の話にその場にいた反対派のリーダーや参加者は興味を持ってくれました。

 

その後 私はリーダーたちと川辺川上流の 荒れた杉山、間伐された山、広葉樹林に

何度も足を運び 山の保水力の調査をして数字に置き換えました。

コンクリートダム建設派に緑のダムで対抗するためです。

また ある時は大雨で大きな土石流が発生し 大きな人災があった現場にリーダーと直後に行って

その土石流発生地点の山の様子を見にも行きました。

そこは手入れされていない 杉、ヒノキの緑の砂漠の山でした。

今日でもそのような山は 大雨で崩壊して大量の流木が下流の住宅を襲い人命を奪っています。

緑のダムは山の崩壊を防ぎ国土を守ります。 

川の水質を清く保ちます。 森の腐葉土の養分は川に運ばれ海を豊かにします。

コンクリートダム湖は水がよどみ 陰気になってその波動は周りに影響を及ぼします。

ダムで栄えた村の話はあまり聞きません。

 

この反対運動の盛り上がりの中で県知事選が行われました。

そして なんと私が派米研修時(20歳)に、現地でお世話になった先輩の蒲島さんが 

応援の甲斐あって熊本県知事になりました。

蒲島氏( 高校卒、地元農協職員、派米農業研修(牛)、ネブラスカ州立大学(豚)、

ハーバード大学(政治経済専攻)、筑波大学教授、東京大学教授、熊本県知事 現4選 )

この蒲島先輩が知事になって数か月後 県議会で涙の演説をしました。

それは「 川辺川ダム建設は中止します。・・・・・・。」

大きな大きな決断であったと思います。 私もそれを聞きながら胸が熱くなりました。

 

 

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